毎日厳しい暑さが続いていますが、皆さんは外出する際「服の色」を意識して選んでいますか?
「黒い服は熱を吸収しやすいから暑い」とよく言われますが、実際には白と黒でどれくらい表面温度が変わるのでしょうか?
今回は、サーマルカメラと熱中症指数計(WBGT計)を使って、直射日光に晒されたTシャツの温度変化を実際に検証してみました!
💡 実験の準備:4色の服を並べて比較
今回の実験では、夏の定番である以下の4色の服を用意し、芝生の上に並べて同時に直射日光にあてます。表面温度はサーマルカメラで撮影し、周囲の暑さの指標として熱中症指数計(WBGT計)も使用します。
👕 比較する服:4色のTシャツ
実験に使用した4色の服。写真左から水色、白、赤、黒。
🌡️ 使用した製品
表面温度の測定にはサーマルカメラを、周囲の暑さの指標には熱中症指数計(WBGT計)を使用しました。
実験スタート!直後の表面温度は?
服を並べた直後の様子をサーマルカメラで撮影してみました。

実験開始直後のサーマル画像。全体的に黄色〜オレンジに映り、最高温度は38.3℃
全体的に黄色〜オレンジ色に表示されており、この時点での最高温度(Max)は38.3℃です。白色のTシャツに比べて赤·黒色のTシャツは約8℃高くなっています。
ここから10分間、直射日光下に放置して表面温度の変化を観察します。
10分後の温度
10分経過した後のサーマルカメラの画像を、服の色ごとに見てみます。
水色
水色の温度 43.2℃前後(※)
白
白色の温度 32.3℃前後(※)
赤
赤色の温度 47.7℃前後(※)
黒
黒色の温度 49.7℃前後(※)
※代表温度は、水色・赤・黒はCenとMaxの平均値、白は隣接するTシャツの影響を避けるためCenを使用しています。各数値は参考値です。
黒色の最高温度は約53℃まで上昇し、色の違いが鮮明になり、色が濃くなればなるほど温度が高くなる結果となりました。
まとめ:夏の服選びで気をつけたいポイント
今回の実験から、服の色による表面温度の違いを確認できました。
濃い色の服(黒色・赤色など)
今回の条件では、わずか10分の日光照射で表面温度が47~49℃前後まで上昇しました。
薄い色の服(水色)
濃い色の服と比べて、表面温度の上昇が比較的緩やかでした。
白色の服
今回の測定では、4色の中で表面温度の上昇が最も小さくなりました。
普段「なんとなく暑い気がする」と感じていた服の色の違いも、サーマルカメラで可視化すると、今回の条件では白と黒の間に大きな温度差が生じることが分かりました。