ノギスでは、様々な長さを測ることができますが、
測定したい場所によって測定方法が異なります。
本記事では、ノギスの4つの測定方法をご紹介いたします。
【外側測定】
測定物の外径を測る際には、外側測定用ジョウで測定物を挟み込み、
外側測定面を測定物に密着させて測定します。
【内側測定】
穴やパイプなどの内径を測る際には、内側測定用ジョウ(クチバシ)を測定部分に差し込み、
内側測定面を測定物に密着させて測定します。
【深さ測定】
穴や溝の深さを測定する際には、デプス基準面を測定部分に密着させ、
デプスバーを挿入して底に当てて測定します。
デプスバーを使った深さ測定は不安定なため、
測定面が十分に広い場合には、段差測定を行ってください。
【段差測定】
段差測定面を測定部分に差し込み、測定します。
段差の隅が丸みを帯びている場合には、デプスバーを使った深さ測定を行ってください。
スライダーを閉じたときに、本尺とスライダーの端が一致しないノギスは段差測定ができません。
当社では、段差測定ができるデジタルノギスも取り扱っております。