超音波厚さ計の測定原理(音速調整)

 

超音波厚さ計は、探触子と呼ばれるセンサーから発信した超音波が測定物の反対面で反射し、

再度探触子に戻ってくるまでの伝播時間を測定し、厚さを算出します。

H (厚さ) = v (音速) × t (伝播時間) × 1/2(下図参照)

測定原理

 

物質の種類によって音速は異なります。

超音波厚さ計では、超音波の伝播時間に測定物の音速を乗じることで厚さを算出するため、

正確な厚さ測定には、正しい音速を把握することが重要になってきます。

音速表

上図は主要な素材の音速の一覧です。

素材の音速は文献やウェブで調べることも可能ですが、

材種で音速が異なり、鋼のように同じ素材でも音速の幅がある場合もあるため、注意が必要です。

 

測定物の音速が分からない場合は、厚さが既知の同じ材質・材種のサンプルを用意し、

実際の測定と同じ温度環境にて、音速の調整を実施する必要があります。

 

音速の調整方法としては、1点調整と2点調整があります。

1点調整では、ゼロ点調整を行った後に、サンプルの厚さを計測します。

超音波厚さ計の測定値がサンプルの実際の厚さと等しくなるように数値を設定することで

サンプルの音速が計算されます。

2点調整では更に異なる厚さを計測して、同じように設定します。

 

AD-3255なら、1点調整、2点調整または数値入力で音速の調整が可能です。

また、設定内容と調整データは記憶されます。

 

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