熱中症というと、日差しのある室外で起こるイメージが高いのではないでしょうか?
しかし、実際は住居内などの室内でも起こりやすいため、注意が必要です。
下記グラフは、昨年2024年の熱中症による救急搬送者の場所別発生状況を示しています。
住居と公衆(屋内)での発生状況は、合わせると45%を超えており、熱中症の約半数が屋内で発症しています。
総務省消防庁:令和6年(5月~9月)の熱中症による救急搬送者状況 からグラフ作成
屋内での熱中発症には、さまざまな要因が考えられます。
夜間に冷房を使用しなかったり、
室外での活動後、体温が上昇した状態で十分に体を冷やさなかったりすることでも熱中症になります。
(参考:A&D電子計測機器公式ブログ『夜間の熱中症とヒートアイランド現象の関連性』)
室内での熱中症予防においては、暑さ指数(WBGT)を知ることが大変有効です。
気温だけでは熱中症のリスクは評価できず、湿度等の他要素も判断の基準となるため、
暑さ指数を判断材料にすることが必要になってきます。
是非、熱中症指数計での暑さ指数を参考にして、
こまめな水分・塩分補給、休息や部屋の温度調節など、自分の身を守るための予防・対策を行いましょう。