検電器の正しい使い方

 

 

検電器は、電気に係る作業者の生命を守ることに繋がる電気計測器です。

ただし、誤った使い方をしてしまうと、感電の恐れがあり、大変危険です。

 

まず、感電事故を防ぐため、使用前に動作確認を行う必要があります。

既知の電源(コンセントなど)や検電器チェッカーなどを用いて、

正しく動作するかを確認してください。

 

実際に検電する際は、検知部を交流電圧の測定対象物あるいはコンセントに近づけます。

検電器が交流電圧信号を検出すると、光ったり音が出たりして検出を知らせます。

その際、下図のように検知部を測定対象物に対して平行になるように正しく当ててください。

正しい使い方

被覆電線の上から検電する際は、検知部を十分に電線上に当てないと、

動作感度が鈍くなり、感知できない恐れがあります。

 

また、手や検電器が濡れている場合は、感電する危険性がありますので、使用しないでください。

 

AD-5571では、「高電圧誘導モード:90~1000V」と「低電圧応答モード:24~1000V」を

ボタンで切り替えられるので、感度調整が簡単にできます。

感度が高すぎると、近くにある他の活線に反応してしまうこともあるので、

測定対象物が90Vを超えることが分かっている場合は、「高電圧誘導モード」を使用することをお勧めします。

 

他にも、電圧・交直種別に適合した検電器を使う、使用前の目視確認、電池残量のチェックなど

充分な注意を払った上で、検電器を使用することが大切です。

ご使用の際には、取扱説明書をしっかり読んでからご使用ください。

 

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