暑さ指数(WBGT)は日常生活やスポーツ、労働環境の
熱中症予防の指針として有効であることが認められています。
(参考:A&D電子計測機器公式ブログ『暑さ指数(WBGT)とは?』
https://blog.aandd.co.jp/sp/ad-5690a/atsusasisuu
国際的にはISO7243、日本国内ではJIS Z 8504として次のように定義されます。
- 屋外(日射のある場合)
WBGT=0.7×推定自然湿球温度+0.2×推定黒球温度+0.1×乾球温度
- 屋内(日射のない場合)
WBGT=0.7×推定自然湿球温度+0.3×推定黒球温度
当社の熱中症指数計は、温度(乾球温度)と相対湿度から湿球温度を計算します。
相対湿度は一般的に気象予報などで使用されている湿度のことです。
乾球温度は通常、気温や温度と表現されます。
黒球温度とは黒球の中心温度で周囲環境からの熱輻射の影響を測定しています。
湿度が高いと、汗が蒸発しにくく、身体から熱を放出する能力が弱まって
体温が上昇してしまうため、熱中症にかかりやすくなります。
そのため、WBGTを計算する上で、湿度は重要な要素になっています。
参考文献
環境省:熱中症予防情報サイト https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php