直近(令和2年)の熱中症死亡数の総数に占める65歳以上の死亡数の割合は86.1%となっており、
高齢者の死亡数が年々増加しています。
厚生労働省:熱中症による死亡数 人口動態統計(確定数)より
年齢(5歳階級)別にみた熱中症による死亡数の年次推移(平成7年~令和4年) からグラフ作成
高齢者はそもそも熱中症になりやすく、重症化してしまうケースも多くあります。
では、なぜ高齢者は熱中症になりやすいのでしょうか?
理由は大きく分けて以下の3つです。
1.体内の水分不足
高齢者は若年者よりも体内の水分量が少ない上、体の老廃物を排出する際にたくさんの尿を必要とします。
2.暑さに対する感覚機能の低下
加齢により、暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。
3.暑さに対する体の調節機能の低下
高齢者は体に熱がたまりやすく、暑い時には若年者よりも循環器系への負担が大きくなります。
熱中症対策として、エアコンを活用した部屋の温度調節、こまめな水分・塩分補給、適度な休憩等が必要です。
しかし、暑さや喉の渇きに気づいた時にはもう遅いというケースも多く、自分では気づけない場合もあります。
AD-5690(Type A みはりん坊ジュニア)なら電池を入れるだけで設定が完了するので、
ご高齢の方でも難しい操作がいらず、
さらに熱中症指数が28℃(厳重警戒)または31℃(危険)に達すると
自動的にアラームが作動し、ブザー音で知らせてくれるため、熱中症対策の指針になります。
参考文献
環境省:高齢者のための熱中症対策
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/pr/heatillness_leaflet_senior_2021.pdf