近年、気候変動による気温上昇が理由で、熱中症における救急搬送人員数、死亡者数が増えており、
熱中症予防の重要性が叫ばれています。
総務省消防庁:報道発表資料(平成22年~令和4年)からグラフ作成
厚生労働省:熱中症による死亡数 人口動態統計(確定数)より
年齢(5歳階級)別にみた熱中症による死亡数の年次推移(平成7年~令和4年) からグラフ作成
上グラフを見ると、
2010年は熱中症死亡者数が最も多くなっていますが、記録的な猛暑によるものだと推測されます。
その後は変動はあるものの基本的には1000人以下にとどまっていました。
しかし、2018年以降は緊急搬送人数も死亡者数も急激に増加しています。
熱中症予防においては暑さ指数(WBGT,熱中症指数)を知ることが大変有効であり、
環境省の熱中症予防情報サイト( https://www.wbgt.env.go.jp/ )でも
「全国の暑さ指数(実況と予測)」が随時発表されています。
気温だけでは熱中症のリスクは評価できず、湿度等の他要素も判断の基準となるため、
暑さ指数を判断材料にすることが必要になってきます。
是非、熱中症指数計での暑さ指数を参考にして、
こまめな水分・塩分補給、休息や部屋の温度調節など、自分の身を守るための予防・対策を行いましょう。